回路内の導通をチェックするための導通テスター(インサーキットチェッカー)です。配線の終わった回路基板の導通チェックで、回路内に含まれる半導体が導通しないような低い電圧でチェックできるので、部品の影響を受けずに純粋な配線だけの誤配・短絡チェックが可能です。
回路消費電流 | 約 3mA |
テスト端子開放電圧 | 1.7V |
テスト端子短絡電流 | 500μA |
導通判定電圧 | 約 0.2V以下 |
導通判定抵抗 | 約 500Ω以下 |
回路図をご覧になると分かると思いますが、ディジタルICをアナログ的動作で使用しています。まず、入力スレッシホールドが1/2Vccになるのを利用して、インバータにフィードバックをかけて出力電圧を約1.7Vに保ち、これを出力とします。被測定回路の電圧降下が0.2V以下の場合は、受け側の電圧が1.5V以上になり、発振回路が動作してブザーが鳴ります。半導体による導通では、電圧降下が0.5〜0.6V程度になるので鳴りません。純抵抗の場合は 500Ω以下で鳴ります。