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1999. 7. 25

CDストロボスコープ


【注意】感電します!


使い捨てカメラから取り外したストロボ回路の応用です。回転するCDが静止して見えるようにする装置です。要はディスクの回転に同期してキセノンランプを発光させているだけですが。ピクチャーCDなどを使えば、ディスプレイ用としても結構面白いかと思います。使うときは部屋の照明を暗めにするときれいに見えます。少々わかりにくいですが、右のIMGは再生中のところを撮影した物です。

製作のポイント

CDストロボの回路図です。主要な部品(キセノンランプ、昇圧トランス、トリガトランス、整流ダイオード)は使い捨てカメラのジャンク基板から得ています。これらを元に回路を起こします。

まず、トランスが 1.5V用に設計されているため、それに合わせて電源電圧(+5V)を調整する回路が必要になります。この部分での損失はかなり大きいのでヒートシンクが必要です。

元の回路では、NPNトランジスタを使って負電圧出力となっている場合が多いので、これをPNPトランジスタに置き換えて正電圧出力とすると扱いやすくなります。トランジスタは必ずストロボ用を使用してください(一般用とは特性がまるで違う)。

トリガ回路はメカ接点となっているのをSCRを使って電子制御とします。SCRの耐圧は少なくとも 400V以上必要です。トリガトランスの二次側には数千Vのパルス電圧がかかるので、コネクタを介して引き出す場合は、沿面距離の長いコネクタか狭い場合は端子を1つおきに使うなどしてスパークしないように注意しましょう。

CDプレーヤのスピンドルハブには反射版を取り付け、センサ部を近くに取り付けます。反射版はきれいな鏡面よりもアルマイト処理のようなものの方が光軸合わせが楽になります。

資料

本体部

本体部基板とその回路図



発光部

発光部。ジャンクの発光部をそのまま流用。



センサ部 センサ部出力

センサ部。磁石のマウンターを付けると扱いやすい。大体こんな出力波形になれば良い。



ジャンク基板

ジャンク基板にはいろんなタイプがありますが、基本回路はすべて同じ。トリガトランスと昇圧トランスと一体型になっているものもありますが回路上は変わりありません。まず回路をトレースして、そこから変形すると良いでしょう。

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