2003. 4. 20
私が電子工作に使っているケースは、アルミ製ではタカチのYM-180、プラでは秋月の透明プラケースをよく利用しています。秋月のプラケースにはいくつか種類がありますが、よく使っているのはSK-5という 70mm×90mm×23mmのサイズのもので、価格も @\100 (\800/10個)と手頃です。
参考までに今までSK-5を使って作ってきたものを右のIMGに集めてみました。集めてみてあらためて気づきましたが、結構使ってきたものですね。このケースの良いところは次に示す感じです。
基板をケースに固定するにはビス止めが一般的です。右のIMGのように基板にナットを固定してしまえば、狭い場所でナットを押さえなくて済むので分解組み立てが楽です。継続して力が加わる構造用部材の半田付けには無鉛半田を使いましょう。ただ、基板にナットを固定してしまうと、ケース側が皿穴ということもあって穴位置のマージンが極端に少なくなってしまいます。正確に穴あけできない場合は、基板の穴を少し大きめにして基板側は後で締めると良いです。プラスチックに皿モミするには、刃先の角度が90度のセンターフライスが使いやすいです。
ここに限らず電子工作全般に言えることですが、基板に配線を直接半田付けするのは極力避け、特に理由がない限りコネクタを使うべきです。電子工作では製作中に分解組み立てを繰り返すことが多いので、簡単にバラせないとイライラする(^^;し、ケース内での半田付けは配線やケースを焦がすなどの失敗を誘発します。
プラケースなので、用途によっては何らかのシールドが必要になることがあります。私はシールドが必要な場合はサンハヤトの糊付きアルミ箔を使っていますが、厚手のアルミ箔なので内側(特に角の部分)にうまく貼るのにはちょっとコツがいります。プラケースのシールドには、ほかに導電塗料という手もあると思いますが、まだ試したことはありません。
色を塗るときは内側から塗るとケースの透明感を損なわず、むらなく良い感じに仕上がります。それにどんな摩擦にも絶対剥げません(当たり前ですが(^^;)。また、操作パネル面は適当にデザインして印刷した紙をふたの内側に貼り付けると格好良く?決まります。カラー印刷は色あせしやすいのが難点ですが。